2011年12月23日

感動する顧客への対応/美容室

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20年来の知人の女性から「おもてなし」が素晴らしい美容室があるとの
話を聞き、今年の秋頃に伺ったときの話です。
仕事内容も知人のことも言わず、一見の客として行くようにし、事前に
当日予約をし、少し早い時間でしたが美容室A店に着きました。

*写真はインターネットより抜粋し、A店とは関係ありません。


すかさず女性スタッフが出迎えをして、待合室に案内されました。
そこで「暖かいコーヒーか紅茶・緑茶か、冷たいコーヒー・紅茶・紅茶
をご用意させていただきますが、何がよろしいでしょうか?」
と丁寧に
尋ねてきました。
最初に驚いたのは、季節も9月で暖かい飲み物と冷たい飲み物の中間の
季節でしたので、お客様が選択できるサービスの実施でした。
「では暖かいコーヒーをお願いします」と告げ「かしこまりました」
告げて女性スタッフは下がっていきました。
「かしこまりました」との一言は、久しぶりに聞いたと心地よい気分に
なっていました。

そしてお洒落なコーヒーカップに入れたコーヒーを持ってきて、香りが
とても素晴らしく、インスタントではないことは直ぐに判りました。
その後、簡単なカウンセリングを行い順番が来たので鏡の前の椅子まで
案内されました。
担当してくれたスタイリストと呼ばれる方も大変に親切・丁寧に気配り
を行ってくれていました。

それだけでも充分なサービスでしたが、カットが終わりシャンプーから
帰ってきたときのことでした。
スタイリストの方が「随分、お疲れのようですのでマッサージをさせて
いただきますね」
と言うと、奥から別のスタッフが出てきました。
目の不自由な方がスタッフとして働き、お客様のマッサージ専門で働い
ているとのことでした。
技術的にも素晴らしく、肩凝りが和らいで行くことを体験できました。
この美容室は障害を持った方に働く場を提供しているのです。


これには驚きました。
最後のスタイリングのときにスタイリストの方に尋ねてみました。
「こちらの美容室では、障害のある方の採用を積極的にされているよう
ですが何か理由があるのですか?」
スタイリストの女性は微笑み「私どものお店では“人に優しい”と言う
コンセプトで営業させていただいています。お客様にはもちろんですが
スタッフ同士でも“心遣い”“気配り”をすることが当然なんです。
障害を持った方がスタッフだと、周囲のスタッフが気遣いをすることが
当たり前の行動としてできるようになるんですよ。」
と言われました。


このような美容室があることが、とても嬉しく感動しました。
何か、特別なことをするのではなく「人に優しい」と言うコンセプトを
徹底すると「感動するサービス」になることが改めて体験できた
A店の
スタッフの方々に感謝します。
貴重な体験、ありがとうございました。






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