2010年11月10日

『餃子の王将』成長マーケティング続編

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昨日に続き『餃子の王将』の成長マーケティングの続編をお届け
させていただきます。


1店舗目の開店から繁盛店に至るまでの創業者のエピソードを含め
当時の最新マーケティングを昨日、ご紹介させていただきましたが
本日は、王将の『人づくり』『イノベーション』の一部をご紹介
させていただきます。



昨日の記事にて、王将の持ち帰り割合は売上高17%、114億円の
売上をご紹介しましたが、創業者が行った『餃子の直売』の戦略
を記事にします。

創業当時(昭和40~50年代)の王将ではお店に食べに来てくれる
客層は学生か独身のサラリーマンと決まっていました。
家庭の主婦や家族連れが来店することはなかったと言います。
それで売上が急速に伸びていたので店としては何の問題も無かった
のですが、創業者は全く異なることを考えていました。
「これからは女性の時代が来る」
「ファミリー層を獲得しなければ成長は止まる」

時代の環境変化を素早く敏感に読み取り、危機感を持っていました。

そこで創業者が考えついたのが、当時では珍しかった新聞オリコミ
「餃子の無料券」を刷り込んだチラシを入れることでした。
今でこそハンバーガー・ピザ・宅配弁当業界がサービス券をチラシ
を折り込むのは当たり前ですが、当時としては画期的な販促ツール
でした。
そして主婦層が「お持ち帰り」したくなる「餃子の直売」システム
を構築し、その後は「料理の持ち帰り」までに幅を拡げていくこと
に成功しました。
これは、主婦層やファミリー層をターゲットにした販売拡大戦略が
見事に成功した事例として大きなヒントがあります。
飲食チェーンで新聞にオリコミチラシを入れたのは、王将が初めて
だったと聞きます。また、現在でも王将はチラシひとつにおいても
創業の精神を引き継ぎ「イノベーション」を実践しているのです。


王将が他の飲食チェーンと異なり、現在も快進撃を続けている要因
の一端をご紹介させていただきました。
また、機会があれば『餃子の王将』の成長マーケティングをご紹介
させていただきます。




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