2010年11月06日

スズキ上半期の純益2.4倍/時代の転換期

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
『ブログ村』に参加しています。応援のひと押しが励みになります。



スズキが2010年9月度の中間(4月~9月)連結決算は、インドを中心に
四輪車の販売が伸び、売上高は前年同期比11.6%増の1兆3187億円
営業利益が2.2倍の688億円純利益は2.4倍の304億円と増収増益を
発表しました。



四輪車はインドや東南アジアの海外販売が15.7%増の94万8千台と
伸び、国内でも7.2%増の30万7千台と回復しました。
会見した鈴木修会長兼社長は3月の業績予測では、上期の好業績に
もかかわらず抑制した数字になっています。
上期のエコカー補助金終了による国内販売の反動と、市場最高値に
対する強い懸念がある。と答えていました。
下期の四輪の国内販売の見通しについては「皆目見当がつかない」と
悲観的な言葉を残しています。

この日示しました2011年3月期の業績予測は、
売上高  期首予測から500億円上乗せして2兆5500億円
営業利益 期首予測から200億円上乗せして   1000億円
純利益  期首予測から 50億円上乗せして   350億円
いずれにしても史上最高額になる予測を発表しました。

しかし二輪車は、インドと東南アジアで販売台数を伸ばしましたが、
利益幅の大きい欧米や国内の販売不振が響き、赤字となっています。
とりわけ円高の影響で欧米向けの大型二輪車は国内で生産・輸出して
いるので、販売不振と円高影響で赤字が続くと予測しています。

静岡県内、特に浜松市近郊にはスズキの下請け企業さんが多く存在し
ていますので、この発表を聞き環境変化をどのように読み取るかが、
大変に難しい選択肢を迫られると思います。

今が時代の転換期。
企業経営者としての力量の見せどころですね。




にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへブログ村「コンサルタント部門」に参加しています。
ポチっと『ひと押し』してもらえると嬉しいです。