2010年07月10日

セブンイレブンの戦略/第四弾

セブンイレブンの戦略を学んでいますと興味深いことが多く
マーケティングとしては大変に参考になります。
本日のテーマは『顧客ニーズの掘り起こし』



不況下で消費者の節約志向が高まる中でも低価格・高品質の
PB(プライベートブランド)は好調に推移しています。
通常PBでは表示されないメーカー名を表記して、安全性へ
の積極的な取り組み
をしています。
2008年には『日経優秀製品・サービス賞』の中で最優秀賞を
獲得するまでに至っています。


なかでも新たな顧客ニーズを掘り起こした
『100円冷凍食品』が大ヒットしています。
人気の秘密のひとつは“食べきりサイズ”があります。
冷凍食品は従来、量の多さが「お買い得」という
固定概念があったようです。
本当に量が多くて安いのが買い手の『得』でしょうか…?

セブンイレブンへの『お客様の期待』とは異なっていました。
それは売り手の都合であって買い手の都合ではないことが
ハッキリしました。
大家族以外では冷凍食品を使い、余った場合は必ず封をして
再度、冷凍庫へ…
また最初解凍する時は「今日、食べる分は…?」などの手間
が掛かっていました。
手間を省いたのが『食べきり100円冷凍食品』
の誕生につながりました。


「世界的不況」「消費の飽和状態」と環境は悪いのですが、
まだまだ未発掘の顧客ニーズはありますね…









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Posted by 戸塚友康 at 11:01 │戸塚友康コラム

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