2010年03月16日

スーパーマーケット業界の改革/オオマツフードさん

先日、岐阜県土岐市のオオマツフードさん下石店にお伺いしました。


看板も良く目立ち、店構えも『売れる顔』をしています。

最初に社長と専務と統括部長との三者面談を実施させて戴きました。
次に各店長とチーフとの個別面談。
全員で6名の個別面談を行わせて戴き、オオマツフードさんの会社
としての『改革・革新』の推進を無条件での協力を依頼しました。
(面談の場面は真剣勝負ですので写真はなし・・・)


面談実施中の休憩時間では、店舗チェックを行いました。
店頭での『青果』コーナー。


店内に入っての『青果』コーナー。


同じく店内での『果物』コーナー。


しばらく進むと『日配』コーナー。


続いて『鮮魚』コーナー。


次は『惣菜』コーナー。


続いて『精肉』コーナー。


続いて『冷凍食品』コーナー。


最後が『飲料』コーナー。



閉店間際の時間帯でしたので、お客様も限定されていましたが、
いろいろな問題点が・・・・・
今まで行えなかった『当たり前のことを当たり前に実施する』
ことから徹底して行きたいと思います。
また、スーパー業界全体が『顧客第一主義』と言いながら、
『お客様不在』の店舗運営を実施している現状が多く見受け
られます。
これから店舗の品揃え・陳列・ポップ、働く人達の取り組み姿勢を
今以上に『お客様最優先』として楽しい買物ができる店へ
『改革・革新』して行きましょう。


面談・店舗チェックが終了すると、あたりは暗闇に・・・・

店頭の明かりが、凄く際立つロケーションでした。

これから、よろしくお願いします。


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2010年03月15日

牛丼戦争/吉野家VSすき家

以前から注目していました牛丼業界のトップ争い。
吉野家VSすき家


先日、牛丼チェーン「吉野家」を運営する吉野家ホールディングスが
2月の既存店の売上を発表しました。
前年同月対比17.2%の減収となり、12ヶ月連続で前年を割り込んだ
成績になったそうです。
2月には季節限定メニューの「牛なべ定食」を導入するなど販売促進
の強化に取り組みましたが、業績回復には届かなかったみたいです。

業績不振の原因分析は「すき家」がCM強化で販売を強化したことと
「日本マクドナルド」が「ビッグアメリカ」と銘打ったキャンペーンに客足
を奪われたとみている。(朝日新聞の記事より)

個人的には「吉野家」の牛丼が大好きで、吉野家しか行ったことが
ありませんでしたが、この一年は様相が一変しました。
一度、試しに「すき家」に行った時には驚きました。
牛丼以外のメニューが圧倒的に「すき家」が多い。さらに最近昼食に
出掛ける時には、店員さんの質が圧倒的にレベルが高いことを実感
していました。
若いスタッフが本当に楽しそうに、イキイキと働いている姿は好感が
もてますし、明るい笑顔が素晴らしい・・・・
また制服も清潔感があり、いい感じです。

私がよく行く「すき家」は、浜松中央店
この店はお客さんが来店すると、
①本当に笑顔で挨拶。→「いらっしゃいませ」が素晴らしく明るい印象。
②来店客の目を見て挨拶する。
③食事を運ぶとき親切に説明している。
④店員さんが明るく、元気で活気がある。
⑤店内が混雑し、忙しい状況でも顔が変わらず笑顔がある。
⑥レジの対応が、とても丁寧である。
とてもファーストフードとは思えないほど社員教育が徹底されている実感
を毎回、得ています。
メニュー種類がダントツ多く、価格が同程度だとしたら、店の雰囲気が
圧倒的に優位な状況になれば「吉野家」も危ないなぁ・・・と思っていた
今回の新聞報道。

一方「吉野家」と言えば、社員教育のレベルは高いとは言えません。
従来どおり制服の店員さんが「いらっしゃいませ」と言葉では言いますが
とても歓迎しているとは感じません。

環境変化による変革ができていない事業は、必ず衰退する。
マーケティングでの常識です。
「すき家」の一人勝ちになるのではなく、「吉野家」も老舗のプライドを掛け
巻き返して、切磋琢磨して欲しい牛丼業界のトップ争いです。




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2010年03月12日

福井県の優良企業/株式会社オムキャストさん

先日、福井県に出張した時のご報告をします。
ブログでも何度か登場しました福井市の(株)オムキャストさんを訪問
させて戴きました。
最初に対応して戴いたのが岸本絵里さん(左側)と課長(右側)・・・??
失礼しました。通称、課長こと金丸有希さん。

福井県で、いや全国的に注目を浴びている女性スタッフでの運営を行う
人材派遣業の状況を拝見して来ました。

そこへ福井市中央倫理法人会の会長でもある木田祐子社長が登場・・・・

さすがに三人揃うと、素晴らしい。
このメンバーで営業に来られたら、すぐにサインしてしまいそう・・・ (笑)

見つけてしまいました。

課長・・・? いや、金丸さんの『心理カウンセラー』の終了証書。

今回の出張の目的のひとつは、女性スタッフで女性の人材派遣の管理
運営をしている(株)オムキャストさんの状況を聞くことでした。
話を聞いている途中でも電話が入り、「すいません。」と

すぐに打合せを実施していました。
(株)オムキャストさんの特徴。
①木田社長を筆頭に全てのスタッフが非常に明るい。
②全スタッフが仕事が「楽しい」「充実している」と回答。
③営業の『売れる仕組み作り』ができている。
④全てに対して行動が早い。即行の実践。
やはり、良い企業風土づくりが出来ている企業は素晴らしい。
福井に出張しての成果を頂戴しました。



しかし、ここまで来る道のりは大変で、凄かったのです。
まずは前日からの季節外れの大雪。

駅前の道路には無数の足跡が・・・

積もった雪は30cmはあったでしょうか・・・・?


翌日、ホテルの朝食会場から眺めるホテル前の庭園。

雪を見ながらの庭園風景は、素晴らしい・・・・


福井出張の続編は機会のある時に・・・・


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Posted by 戸塚友康 at 08:16 │注目企業紹介

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2010年03月11日

2010年春闘/続編

現在、大手企業の最大の関心事は春闘(賃金ベースと一時金)。

先日、発表された春闘の知途中経過では、
OKI(沖電気工業)の経営者サイドが定期昇給凍結一時金(ボーナス)
の水準を協議する。と発表しました。
組合側は反発し「電機連合に歩調を合わせて、賃金体系(定期昇給)維持
年間一時金4.0か月の要求」を行うことを決定したそうです。

OKIといえば累積赤字が4000億円を超えており、今期は黒字の予測の
メドがたったとはいえ累積赤字が大きく、人件費の高騰を避けるのは当然
だとは思っていましたが・・・・・
組合側も必死ですね。

また注目のトヨタの組合は「一時金、基準内賃金の5.0か月+10万円」
を要求する方針が決定されています。
昨年の年間一時金が186万円に対し今年は184万円と、ほぼ前年並み
の要求となっている。と発表されました。

来週あたりが2010年度の春闘の組合側の要求が出揃い、激しい攻防戦
の始まりになる予想です。

今年の春闘の結果次第では、中小企業さんの賃金ベースや世間相場にも
影響を及ぼす春闘。
どんな結果に落ち着くのか、目が離せません。



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2010年03月10日

2010年春闘/電機総連

毎年、この時期になると話題の『春闘』

ご存知の方が多いと思いますので、詳細な説明はしませんが
先日、東芝が「定期昇給を現状維持」する見込だと新聞報道
がありました。
東芝さんは電機総連に加盟していますので、業界では大きな
影響がありそうです。
しかも、今期500億円の赤字なのですが「業績が回復傾向」と
いう理由だそうです。
また、従業員の意欲アップの為に実施するそうです。
一般的な中小企業さんでは考えられないことですが・・・・
もちろんベースアップはゼロベースで妥結する様子です。
これから本番を迎える各企業の『春闘』。
新聞報道を見ていますと、面白いですので注目されて見ると
良いと思います。
いずれ中小企業にも賃金ベースとして降りてきますので・・・・



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2010年03月09日

講演会/土地家屋調査士 西遠支部

先日、静岡県土地家屋調査士西遠支部さんからの依頼を受け
講演会の講師を務めてきました。

テーマは『事業継続・発展の原理原則』

後に残り、少しでも参考になりますようテキストを作成しました。


会場には、約30名の聴講者の皆さんが集まって戴けました。

私より人生の先輩が多く、若輩者の話を聞いて戴けるか不安が
大きいスタートとなりました。


しかし、要らぬ心配でした。

参加して戴いた皆さんが、とても真摯に話を聞いて戴けました。
ありがとうございます。


私を講師として声を掛けて戴きました大谷隆先生です。

大谷様とは、かれこれ15年程のお付き合いになります。


本日の講演内容を簡単にまとめますと・・・・

『事業継続・発展の原理原則』

①企業(事業)経営の目的
   → 顧客の創造
②企業経営に必要な機能
   → a.マーケティング  b.イノベーション
③中小企業の経営とは
   → 『経』『営』のバランスをとりながら企業経営の
      目的である『顧客の創造』する仕組を作ること。
④今後の戦略
   → 環境変化に適応した売れる仕組み
      の再構築。

⑤食品業界の環境変化による常識の崩壊
   → 各、事例と体験報告
⑥車検・板金業界の環境変化による常識の崩壊
   → 各、事例と体験報告
⑦人材派遣業界の環境変化による常識の崩壊
   → 各、事例と体験報告
⑧『士業』の業界の予測される環境変化
   → a.あらたなサービスの開発
      b.顧客満足度から顧客感動へ

以上、講演会での報告とします。
  


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2010年03月08日

豊田市南倫理法人会/モーニングセミナー

先日、豊田市南倫理法人会のモーニングセミナーに出席してきました。
平成21年4月に講師で伺って以来の参加です。

まずは受付にビックリ・・・・ 美女軍団が勢ぞろい。

全国の倫理法人会にモーニングセミナー・倫理経営講演会等々に
伺いましたが、受付で圧倒されたのは「初」でした。
皆さんお美しい・・・・  (羨ましい)

『職場の教養』輪読は(株)フューネ三浦直樹社長がリーダーでした。

「凛」とした雰囲気での輪読は緊張感を維持していましたね。

そして、開始2分前のベル。
今日の司会は愛東運輸(株)の村山記生さん。

久しぶりの司会だと言っていましたが、噛まずにできるかな・・・・?

「朝の挨拶」
倫理法人会のメインである輪読の時間です。

豊田市南倫理法人会の輪読は、皆さんがとても積極的で重複しての
輪読が続きました。

そして会長挨拶。

村山明子会長の一言が、とても重みのある実践的な話でした。

そして本日の講師登場。

講師は浜松市南倫理法人会の大河内慶吉会長です。
講演の中身では随分『笑のネタ』にして戴き、ありがとうございます。
逆の機会では、覚悟しておいて下さいね・・・・ (笑)
内容については、手に取るように判る話の内容でしたね。
とっても良かったですよ。


そして「誓いの言葉」はあずき庵野場英之さん

野場さんとは、昨年末のご挨拶に伺って以来ですよね・・・・

そして何と言っても豊田市での倫理法人会の元といえば・・・
スーパーやまのぶさんの山中敦子さんですね。

山中敦子さんは、本日『豊田掃除に学ぶ会』があり、ご本に許可を
戴き、後しろ姿を撮影させていただきました。


最後に『豊田成果塾』のメンバーであります
(有)MDSサービスさんの阿閉直也社長、ご入会おめでとうございます。

これから純粋倫理を学んで実践して下さいね。
事業繁栄に必ず役立ちますので・・・・



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Posted by 戸塚友康 at 14:07 │倫理法人会

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2010年03月05日

マーケティング戦略/花屋さん

3年ほど前の話になりますが、ある花屋さんより経営相談にて、
『売上が伸び悩んでいるので何とか打開したい』との相談が
来ました。

*写真とは関係ありません。

そこでマーケティング(売れる仕組づくり)の提案をさせて戴き
、仕事を行うことになりました。
クライアントの花屋さんA社は、地元では老舗の花屋さんで3代目
の社長が就任して2年目でした。
売上構成は大別しますと2通り。
一つ目は、店舗に来店される既存顧客さんと新規顧客さん。
もう一つは、代々地元のお客様で電話での注文。その後に配達
と言った昔ながらの販売を実施していました。

私が手掛けたのは『昔ながらのお客様へのマーケティング』
着手しました。
具体的な仕組づくりは、A社をご贔屓にして戴いている『お客様』は
地元での有力者や名士と言われる方達。或いは、代々続いている
企業経営者というお客様を抱えていました。→VIP顧客と呼びました。
今までは営業活動もせずに売上が挙がっていましたが、これからは
過去のようには行かない。という社長の危機感からスタートしました。
ご贔屓のお客様に『最高のおもてなし』『感動する花屋』として
革新することを目指しスタートしました。
手掛けたのは、ご贔屓のお客様たちの『大切な人達』の調査でした。
つまりA社で言うとお客様のお客様。
A社のお客様の大切な家族・友人・知人・恩師・取引先・お客様と
言った『お客様のお客様』の情報収集と宣伝アピールでした。

A社 → お客様 → お客様のお客様

キャッチコピーは『お客様の大切なな方達に感動を・・・』
そして約150名のVIP顧客から250名程のお客様のお客様情報
が入手できました。(老舗ならではの信用で簡単に聞けました)
その250名が直ぐに見込み客となるように仕組を作りました。
また年間、一人につき3件の注文を頂戴できることを目標と定め
て営業活動に励みました。

例えばお客様のお客様のご本人達
『結婚記念日』『誕生日』『ご両親の命日』『お墓参りの頻度』等々を
また、お客様のお客様子供さん
『入学祝い』『卒業祝い』『就職祝い』『昇進祝い』『社長就任』等々を
お客様のお客様知人・友人
『会社の創業日』『開店祝い』『落成式』『固定のお祝い事』等々を
情報として持ち、一ヶ月前にお客様にお知らせしてお祝いの花を
事前に準備させて戴く仕組を作り上げました。
もともと富裕層の方達ですので金額は、ほぼ提案通り。

お届けした後は商品を写真に撮り、A社のお客様たちに写真を
お渡しして、双方に喜ばれました。
お客様のお客様が感動する仕掛けを作り、A社のVIP顧客がお客様
や友人に感謝される感動するまでの仕組みと仕掛けを作りました。

本当にビックリするような高額な商品(花のお届け)が飛ぶように
注文が入りました。
マーケティングでいう『マーケット開発』を行った結果、前年対比の
売上が45%も向上する好結果となりました。

今回のケースは、今ままでの顧客に喜んでもらう・感動してもらう
というサービスを変えたマーケティングの事例でした。

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2010年03月03日

賃金制度改訂の問題

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ここ4~5年、経営相談の中で良く聞く話があります。
『賃金制度』を改訂したけれど「社員の意欲が以前より低下した」
「優秀な社員から辞めていく」。という話しを良く耳にします。
類似した相談を含めると20件以上は、同様の相談がありました。

原因は全て同様ではありませんが、ある一例をあげますと・・・
賃金制度セミナーに参加した時、講師を務めていた社会保険労務士
さんから「賃金制度の改訂」を勧められ、抜本的に改訂を行った。
とお聞きしました。
このケースが多いので内心「またか・・」とは思っていましたが、詳細
にお聞きしますと「賃金制度を改定する必要性を説得」されて改訂
に踏み切った。とのお話しでした。
そして、その先生と社長で数ヶ月掛けて賃金制度を見直しをはかり、
就業規則と賃金規定を修正した。とお聞きした時点で、ほぼ予測通り
の展開でした。


私  「社長、これで社員さん達が頑張ってくれる。と思い込んで
    いませんでしたか・・・?」

社長「もちろん思っていたよ。その為に改訂したんだから・・・・」
   「頑張るどころか意欲は低下するし、優秀な幹部は辞めるし
    本当に散々な結果になったよ」


上記のケースの例でいいますと、何が問題だったのか?
『賃金制度』本来の原理・原則の
       認識が完全に間違っていた。

ことが原因です。

具体的にいいますと『賃金・報酬制度』とは、
『本来、何のためにあるのか?』
『本来、誰の為の制度なのか?』
この2点を外したり、伴う作成(改訂)プロセスを正しく行わないと
賃金制度の改訂は逆効果になる場合があります。
上記の例で賃金制度改訂を行うと、間違いなく機能することは
出来ないと思います。

失敗した理由
①賃金制度は経営者が問題意識を感じて改訂するもの。
  誰かに説得されるような性質ではありません。

②現状の問題点(社員の不満・意向)が全く分析されていない。
  社員のやり甲斐を持たす為の制度であるはず。

③賃金制度を改訂することが目的になっている。
  本来「賃金制度」は手段であり、何かを改善するために制度
  を変えるなら良いが賃金制度改訂ありき、では無い。

④社長と二人での作成が管理の為のプロセスになっている。
  総務部長や社員の代表を巻き込んで、社員の為の制度である
  ことを理解して貰わないと、機能しない。

そして最も大切な原理原則を忘れています。
⑤賃金制度は単独では、目的通りに機能しない。
  当たり前のはなしですが、賃金制度だけを改訂しても成果が
  出る訳がありません。
  人事・労務の問題は賃金だけではありません。 
  社員がやり甲斐を持てる評価制度を構築したり、昇給制度や
  昇格制度、または職能資格制度や能力開発制度等の、他の
  制度や基準とリンクしなければ、機能はしません。
  それは自分自身の失敗も含め、当然のことであります。 



私自身の『人事労務コンサルタント』として事業を行っているので
『賃金制度改訂』には細心の注意を払っています。
賃金制度を改訂しようとしている企業の方は、注意して改訂しましょう。





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2010年03月02日

完全失業率が改善?

総務省が3月2日に発表した『労働力調査』によると、今年1月の
完全失業率は4.9%となり、前月に比べ0.3ポイント改善されたそうです。
改善は2ヶ月連続となり、4%台になったのは2009年3月以来10ヶ月
ぶりだと発表されました。
一方で厚生労働省が発表した有効求人倍率も前月比0.03ポイント上昇
して0.46倍と4ヶ月ぶりに改善されたと発表されました。

どのような計算式で、どのような意味があるのか、国民には良く判りませ
んが、上昇していることは間違いないようです。
景気が持ち直しているとは、あまり実感ありませんが・・・・・
最近の中小企業(特に製造業)の経営者には閉塞感が漂い、夢や希望が
持ちにくい状況なので、少しでも早く改善することを祈るだけです。

バンクーバーオリンピックで得た明るさを継続できるような国家になるのは
どのくらい、掛かるのでしょうか・・・・?
子供達にも夢や希望が持てるような環境に早くなって欲しいものです。




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