2009年12月16日

ハガキ道の世界/その1

 「ハガキを書くと人生が変わるよ。」

この言葉をいただいたのが平成14年の12月でした。
私に言葉のプレゼントをしていただいたのは(株)タニサケさんの
松岡浩会長(当時、社長)でした。
私の人生の中での大恩人の一人です。
当時は、ハガキを書くことの習慣が全く無く、書こうと思える心境
ではありませんでした。
 
しかし、松岡会長の人柄に引かれタニサケ塾にお伺いすることに
なりました。
松岡会長から何通もハガキを頂戴していましたが返信を書けない
自分自身が辛くなり、ハガキを書くことを決意しました。
平成16年のことでした。
  
当時、自分自身の実行力が乏しいことを承知していましたので、
ハガキを書く環境を整えることが最初のスタートでした。
思いついたのは、自社のオリジナルのハガキを作成することから
でした。 
一通目に出すハガキ。

『今日は最良の一日、今は無二の好機』
大好き言葉を印刷し、ハガキを書き始めました。

しかし『ハガキと言うだけあり、すぐに壁にぶつかりました。
書けない日が続いたり、返信が遅れたり、いつしかハガキを書く事が
目的となっていたり、なかなか気持が高まりませんでした。
また、いつしかハガキを書くことで慢心する心も芽生えていました。
「ハガキを書いてる」ことで自己満足していたのです。

そんな時、ハガキ道の伝道者である坂田道信先生のことを知りました。
坂田先生いわく、ハガキを書いていて慢心していた頃、仏通寺の住職の
北村慧光和尚に言われたそうです。
『ハガキは書くものではなく、
書かせていただくものですよ。
書くことで相手の方の幸せをお祈り
することなんですよ。』


悶々としていた私に光が・・・ 
そうだ、ハガキを書くことで自己満足に陥ってはいけない。相手に方
に想いを込めて書かせていただき、自分の心を磨くことなんだ。

一つ目の壁を何とか乗り越える事ができた瞬間でした。

続く・・・  


Posted by 戸塚友康 at 06:30 │人間力を磨く

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